どのような保険の見直しをしたのか?について
投稿 2017/3/08
本日は保険の見直しについて書きたいと思います。
数日前、保険料に当てるためもあり、タバコをやめたことを書きました(今の所、ちゃんと続いています。「続いている」と表現するあたり、まだ怪しい感じですが(汗))
これまでは、共済のみに加入していましたが、がん保険への加入を考えたことをきっかけに、全体的な見直しへと発展しました。この見直しにおいて、どのようなことを考え、どんな保険に加入したのかをお伝えしたいと思います。見直しをするため色々と勉強した結果、備えるポイントとしては次の4点になりました。
- 死亡保障(死んだり、高度障害状態になった場合の保障)
- 終身医療保障(終身で長く備える事ができる保障)
- がん・3大疾病保険(万が一の長い闘病に備える事ができる保障)
- 就業不能保障(怪我や病気で働けなくなった場合に備える事ができる保障)
1. 死亡保障
死亡保障という意味では、これまで加入してきた共済でも備える事は出来ていました。共済は、総合4型+医療特約にしていたため、死亡時には次の保険金がおります。
- 交通事故 2,000万
- 不慮の事故(交通事故を除く) 1,600万
- 病気 800万
これでも大丈夫かもしれませんが、我が家の事情として子供の年齢があります。子宝に恵まれたのが遅かったため、子供が大学に進学する時には、私は60代になっています。つまり、教育費はこれからたくさん必要になるので、死亡保障は学費+当座の生活費(家内が生計を立てられるようになるまで)のあてにする必要があります。と考えると、ちょっと心許なくなってきました。
そこで、共済の死亡保障は残しつつ(若干アレンジします)、「収入保障保険」にも入ることにしました。収入保障保険は、給料のように毎月支払われるもので、私は毎月10万で65歳までの保険に入りました。こうする事で、私が死んだ後の生活は遺族年金+収入保障保険で現状維持できるはずで(住宅ローンは団信で免除になる前提です)、共済の死亡保険金は学費として取っておく事ができます。
加入した収入保障保険は、オリックス生命のKeep(キープ)です。FPさんにも相談してみましたが、この類の保険は保険会社による差はあまりなく、保険料重視で選んで差し支えないようです。私はタバコを吸っていたので、Keepが一番保険料が安くなりそうだったので、これに決めました。約5,500円/月です。
2. 終身医療保険
今回の見直しを大規模にした主原因が、医療保険に対する考え方が変わったせいでした。自分でも調査・勉強してみて思ったのですが、種類も多く、特約の組み合わせによっては医療保険以外の保険との組み合わせ方も考える必要があり、非常に難しく悩ましいです(これはプロが必要な領域だなと思いました)
私はこれまで共済で満足していました。しかし、子供ができて、老後のことを考えるようになると、65歳をすぎると保障が少なくなって行き、85歳の保障が終わってしまう共済に不安を覚えるようになりました。高齢者向けの医療保障制度などを当てにして割り切る、というのも1つの考え方かもしれませんが、万一の場合にも子供に負担はかけたくありません。こういう考えの人は、やはり終身の医療保険が望ましいと思います。
がん保険には、必ずといって良い程「先進医療特約」があります。しかし、がん保険の先進医療特約は対象ががんに(3大疾病保険は3大疾病に)限られます。これに対し、医療保険の先進医療特約は、対象ががんや3大疾病に限られません。先進医療の例によく上げられるものは、陽子線治療や重粒子線治療といったがんに対するものですから、実質はがんの治療に使えれば良いのかもしれませんが、今後の医療の進歩でどんな先進医療が生まれるかはわかりませんし、何にでも使える先進医療特約という点にこだわりました。
そして、がん診断時の給付金など、医療保険に特約を付加する事でがん保険の領域までカバーする事が(ある程度は、ですが)出来ます。自分では見つけられなかったのですが、特約を多くつけるとコストパフォーマンスが良くなる医療保険があり、自分のニーズに合っていたため、これに夫婦で加入しました。
三井住友あいおい生命の新医療保険A(エース)プラスです。主契約の料金は他社と比べて高めでしたが、特約を色々つけていくと、全体としてはリーズナブルになりました。3大疾病による入院は支払限度日数無制限のタイプで、入院日額5,000円、入院時手術への給付特約、先進医療特約、3大疾病で入院した時の一時金特約、女性特有の病気への保障(家内のみ)、がん診断給付特約といった内容です。夫婦2人分で約11,000円/月くらいだったと思います。
3. がん・3大疾病保険
私の場合、終身医療保険の特約でかなりがん・3大疾病への備えをしました。なので、後は「長期戦」になった場合の保障です。長期の闘病生活になった時の保障の考え方としては、2つに分かれると思います。1つは、何にでも使える一時金で備える。もう1つは、治療に対する保障で備える、です。私は、後者を選びました。保険料が安く済む事と、家内と相談した結果、一時金は少しづつ使う自信が無いという考えだったためです。
加入したのは、チューリッヒ生命の3大疾病保険プレミアムです。この保険は、主契約が抗がん剤治療と放射線治療に対する給付金のみで、あとは全て特約になっています。がんの3大治療に備える最低限の内容としては、主契約+手術時の給付金で十分です(実際には、保険料が一定額以上にならないと契約できないため、別な特約も少し加えましたが)。夫婦2人分で約3,000円/月です。
4. 就業不能保障
これは最近増えてきた保険と聞きましたが、働けなくなった時に備えるための保障です。私も会社員なので、働けなくなった時も傷病手当金は出るのですが、給与(標準報酬月額)の6割程度であり、働けない期間(休職中)も給与から引かれる類の保険料などは支払わなければならないため、それで生活できるようなものではありません。期間も1年6ヶ月に限られます。
本当は、今回このタイプの保険にも加入したかったのですが、一旦見送りました。しっかりした保障を求めると、やはり保険料も高くなります。今回、家内の説得材料にした私のタバコ代では、ここまで手が回りませんでした(苦笑
時期を見て、また加入を検討したいと思っています。
まとめ
私の保険の見直しは、こんな塩梅でしたがいかがでしょうか。私は、見直しをしながら、もう少し早く考えて実行すれば良かったな、と思いました。やはり、若いうちから良い保険に入っていた方が、月額が安く済みますので。ただし、大手の生命保険(総合保障的なもの)ではなく、面倒でも目的毎に最適な保険を検討する事をおすすめします。
私も今回初めて利用しましたが、保険の無料相談サービスも良いと思います。私は、たまたまネットで巡り合った会社へ申し込みましたが、レスポンス良く対応していただけ、3回目に申し込みをしました。無料相談申し込みで商品券プレゼント、などといった広告も多いですが、私が利用した会社はそういった事はやっていません。逆に、だから信用して利用してみようかという気になったのですが。今回、保険のプロはやはりプロなんだなと思いました(自分が見つけられなかった商品を勧められて、それに加入したくなったからです)。保険の見直しをされる方は、プロにアドバイスをもらうことをお勧めします。
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