初めての保育参加、その内容と感想について

投稿 2017/6/07

先日、初めて「保育参加」なるものに行って来ました。せっかくなので、その内容(という程のものでもありませんが、どんな過ごし方だったのか)や感想について書き記したいと思います。

1. 保育参加に行った経緯

まず保育参加に出向いた経緯ですが。我が子に対する悩みの1つに「食」の問題があります。それは、なかなか自分から食べてくれない事です。離乳食の時期には、色々なもの(その時期に食べさせて良いとされる範囲ではありますが)をまんべんなく食べさせたつもりですし、良く食べる子でした。しかし、離乳食を終えてからは、どんどん食べるものが狭まっていき、何を食べさせれば良いのっ?、という状態に。

その後、ゆっくりとしたペースではあっても、徐々に食べるものは増えつつはあります。幼稚園も、周りの子と一緒に同じものを食べれば、いくらか積極的に食べてくれるようにならないか、という期待を込め、給食のところにしました。しかし、口に運んでやれば食べるものでも、自分から進んで口にしようとはしない事も多く、それは給食の時も一緒だったようで。園の先生と面談を行い、私自身も園での様子を見させてもらう事にしたのでした。

2. 保育参加の様子

さてそもそも保育参加ですが、最初は「参観」かと思いましたが、「参加」なんですね。言葉の通り、見るのではなく、自分も保育を体験すると。なるほど、と思い、一応それらしく対応しながら自分の子供の様子も見たつもりです。

まずは、朝のあいさつです。時間になると(一応始業時間という事になるんですかね)、先生が子供たちに声をかけて集まらせ、あいさつをします。そして、歌を歌って絵本の読み聞かせへと続きます。素直に先生の言う事を聞く子もいれば、全く聞かずに好きな事をしている子も。うちの息子は、一応先生の真ん前におとなしく座っています。絵本の読み聞かせ中は、何だか頭を振ったりして少々挙動不振でしたが、まあ歩き回ったりはしなかったのでホッとしました。

読み聞かせが終わろうとした頃、非常ベルの音が鳴り響きました。少し緊張しましたが、どうも避難訓練の日だったようです。先生に誘導され、少し不安そうにしながらも子供たちも大人しく園庭に避難します。うちの子供も不安そうに私のところにやって来ましたが、先生についていくよう言い聞かせると、おとなしく行ってくれました。

避難訓練が終わると、それぞれのクラスに戻って先生の講評です。子供たちに、上手に避難できた事を褒めてやり、気をつけるべき事を改めて説明し、という感じです。やはり子供に対しては、褒める事、言い聞かせる事、これを心がけるんだなと勉強になりました。

先生のお話が終わると、園庭に出て自由に遊ぶ時間だったらしく、一斉に出て行きます。子供たちは、それぞれ好きな事をして遊んでいますが、観察すると色々な子供がいて面白いですね。多くの子供は、いつもと違う人がいる事が面白いらしく、「○○くんのお父さん、こっち来てー」という感じで、色々な所にひっぱり回され、一緒に遊ぶハメになりました。中には、私に殴りかかる真似をしてくる子もいたりしましたが、それに気づいた息子が「ダメっ!」と両手を広げて立ちはだかってくれたのは、何とも嬉しい出来事でした。

一頻り園庭で遊び終わると、みな教室に戻って今度は室内遊びです。いくつ折ったかわからなくなるほど、怪しげな紙飛行機を量産する事に。事前に準備(折り方のおさらい)をして行けば良かったなあと後悔しました。これから参加予定のある方は、何か子供に教えられる遊びを準備して行くと良いと思います。

で、いよいよお昼ご飯、給食の時間です。なるべくお腹をすかせてからという意図で、割と遅めに子供と一緒に食堂に向かいました。息子の通う幼稚園では、基本的には園児が自分で食事を配膳するそうです。自分の食べられる量で、苦手なものも何か1つくらいは取りましょう、という感じのようで。しかし、息子が色々と取るのを見ていると、思わず涙ぐみそうになってしまいました。

まずはご飯がグリーンピース入りのご飯だったので、これがもうダメです。先生が少し手伝ってくれ、グリーンピースをよけてよそったものの、ほんのちょっとだけ。家で白いご飯を食べる時の1/3程度でしょうか。次は主菜ですが、ホッケの切り身の塩焼きです。魚は比較的好きなので、これは迷わず取り分けていてよかったのですが、大きなお皿に切り身が1つポツンと。副菜はまったく食べられず、取り分けていません。そして味噌汁。これもほぼダメで、お椀に1/3程度の汁と具がちょびっと、という感じで。最後にデザートのババロア。この御膳を見ると、これしか食べられないのか、いつもほとんど昼ごはんは食べられていないのか、と思わずにはいられませんでした。しかも、食べ始めてくれるまでにも、グダグダの時間が10−15分くらいあったでしょうか…

昼食が終わると、あとは教室へ戻って歯磨きをし、お掃除となるようです。で、延長なしの子供はお迎えが来て、延長保育の子供はお昼寝をすると。なるほどこれが現状か、どうしたものか、と考えつつ子供を連れて退園したのでした…

3. 保育参加しての感想

非常に良い経験ができたと思いますので、参加した事がなく、参加可能なのであれば、体験をお勧めします。やはり、聞くのと見るのは違いますし、多くの子供たちの中で一緒に過ごして見ると、自分の子供に対する見方・捉え方も変わると思います。

わが家の場合、現時点では食事の問題が大きな課題で、その現場を見ただけですぐに効果的な行動ができた訳ではありません。しかし、同じ現場を嫁さんや園の先生と共有することで、話はしやすくなりますし、悩みもきちんと共有できた気がします。

何か心配事がある方であれば特に、一度は参加してみてはいかがでしょうか。

 

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