脳腫瘍で手術を受けた伯父の見舞いに行き、QOLについて改めて考える

投稿 2018/3/17

本日は育児とは全く関係ないお話です。身内の病気によって、QOL(Quality Of Life)について考えさせられました。

先日脳腫瘍が判明し、手術を受けた伯父がいます。子供はおらず、小さな頃から私を可愛がってくれた、大好きなおじさんです。最後に会ったのは、約7年前。非常に元気で、病気知らずの人でした。

それが今年に入って脳腫瘍が見つかり、兄弟に説得されて腫瘍を取り除く手術を受けました。主治医には、手術を受けなければ、余命1−2ヶ月と言われていたようです。しかし、手術はうまく行った(腫瘍をきれいに取り除けた)ものの、生きられるのは1−2年かも知れないと。

伯父は最初、手術を受けるのは嫌がっていたそうです。本人は、手足がやや動かしにくくなった事で症状を自覚したので、脳梗塞だと思っていたようで、脳腫瘍と聞かされてかなりショックを受けていたようです。で、最初は手術を受けないと頑張っていたと聞きました。

それでも、兄弟(私の親を含め)みんなから、手術を受ければまだ生きられる可能性があるのだから、と説得されて、最終的には手術に同意して手術を受けました。

しかし、手術は成功したものの、半身は麻痺したままで、まだ意識もはっきりしません。たまに目は開けて見えるようだし、不明瞭ながら会話が成立する時もあります。そして、流動食を入れるためのチューブを鼻に取り付けられ、オムツをしてほぼずっと寝ている状態が続いています。

今後、仮にかなり回復したとしても、半身不随のため車椅子生活に。一人暮らしだったので、今まで通り一人で自宅で生活するのは困難なため、施設に入るしかないだろうと(兄弟たちは)考えているようです。

残される側は寂しいし、助かるなら手術・治療は受けて欲しいと考えるのは当然だと思います。しかし、満足に生活出来なくなる本人は幸せなのか…周囲の自己満足でしかないのか。

私自身は、家族や親兄弟、自分のも嫁さんのもみな元気で健在です。非常に幸せな事だと思っています。しかしいずれは何らかの形で別れが来るでしょう。その時、自分はどうするのか、さらに自分はどうして欲しいのか、考えておかなければならない事なのかも知れない、と思ったのでした。

とりあえず、手術を受けた伯父の回復を祈りたいと思います。

 

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