子供のはし(箸)使いの訓練を始めました|トレーニング箸の良し悪しについての考察

投稿 2017/11/21

先日、幼稚園からのお便りに箸の練習を始めます、というものがありました。

以前の面談で、担任の先生からも秋頃から始める旨聞いていたので、そうか、始めるのか、と思い、家でも本格的な練習を始めようと子供用の箸を買い求めました。これまでは、EDISONのトレーニング箸を使って来ましたが、その効果の程は如何に!?

1. 現時点での結論

いきなり現時点での結論(私の考えですよ、あくまでも)が、トレーニング箸は「使い方、使わせ方次第である」というものです。要は、ただ漫然と使わせても効果はないし、場合によっては変な癖もつく、と思います。

じゃあ、どういう使い方が良いのよ?、というと、

  • 適切な時期が来たらトレーニング箸を短期間使わせる
  • トレーニング箸を使っている間に、普通の箸を使う訓練をする(食事以外で)
  • 普通の箸である程度食べられそうになってきたら、本番(食事)を普通の箸に切り替える

という感じかと。詳しくは、最後に改めてオススメの方法としてまとめたいと思います。では、順を追ってわが家のこれまでと現状を説明します。

2. これまで使って来たトレーニング箸

うちでは、主に嫁の考えで(私も特に反対する気持ちは無かったし)、わりと早めにトレーニング箸を使い始めました。時期に合わせて2種類使いましたが、最初はEDISON(エジソン)のこれです。うちは1歳半ぐらいから持たせたでしょうか。結構器用に使うわい、と思いながら見ていたのを思い出します。

こちらは、箸の根元が繋がって支点になっていて、親指をプラスチックの硬いリングに入れ、人差し指と中指をゴムのような素材のリングに入れて使います。慣れて来たら、人差し指と中指を入れるリングは外して練習できるようになっています。

これは、最初のものが壊れてしまい、1回買い換えました。右手の人差し指と中指を差し込むリングが柔らかい素材なので、このリングが切れてしまったためです。1年以上使ってからなので、まあ特に不満もなく買い換えましたが、今ふと「壊れやすい部品のサービスパーツぐらい売ってないのか?」と思い立ち、調べてみたところ…あらら、ありました。メーカーが送料のみの無償交換サービスをしています。失敗した。本筋から外れますので、そちらは最後に案内したいと思います。

次に使ったのがこちら。これは、現在も使っています(普通の箸と併用)

こちらは、普通の箸と同じように、手で持ったあたりが支点になるようになっています。普通の箸の感覚を覚えさせるという事なんでしょうね。人差し指、中指を入れるリングの素材・構造は、最初に使った(上で紹介した)2歳から対象のものと同じです。

指の使い方で違うのは、親指がリングではなくただの出っ張りになった事と、薬指を当てる(下側の箸を薬指で支える)部分が用意されている事です。みなさんも、もう無意識でしょうがこの薬指が結構ポイントなんですよね。今になって気づきました。

支点になっている部分も外せるようになっています。1本づつに分離し、本物の箸と同じような使い方ができるようにという事ですね。しかし、この機能はどうなんでしょう。実際にやってみると、支点部分の部品が上の箸と干渉してしまい、使いづらそうでした(とりあえずうちの感想です。これが役に立つケースもあるのかも)

もう思い出せないのですが、おそらく入園と同時にこちらのタイプに切り替えた気がするので、1年半ぐらいずっと使っている事になります。

3. 普通の箸を持たせてみた結果は?

さて、今回普通の箸を持たせてみてどうだったのか、ですが。ご想像の通りです。まったくと言って良いほどダメでした。どうダメだったかと言うと、

  • 箸先が揃わない。下側(薬指で支える方)が突き出したようになってしまう
  • 上下の箸がクロスになってしまう(交差してしまう)
  • 上側の箸を動かせない

といった感じです。これに対する考察としては、

  • 先に書いたように、薬指で下側の箸を支えられていない
     → トレーニング箸の薬指を当てる場所を意識した訓練ができていなかった
  • 親指を曲げるように力を入れすぎている
     → トレーニング箸は支点が固定されているので、力が入りすぎているのに気づかなかった
  • 人差し指と中指で上側の箸を挟むということができていない
     → トレーニング箸は輪っかに指を通すので、「挟む」ことができていなくても使えてしまう

という事かなと。あくまで主観ですが。

ただし、これで即トレーニング箸が悪い、良くない、という訳ではないと思います。ようは「使い方」の問題かなと。とりあえず、わが家は裏目に出てしまった(=うまく利用できていなかった)事がわかりましたので、これらを反省し、改めて普通の箸を使うためのトレーニングを始めました。これを書いている時点で、約2週間経過したくらいですが、何とか普通の箸で食事がとれるようになってきました。ふぅ。

4. 現在の取り組み(練習方法)

今現在取り組んでいる方法は、次のようなものです。

  • 食事の時間は「食べやすさ」を優先する
  • 食事以外で箸づかいのトレーニングをする
  • 使えるようになってきたら、少しでも良いので本番(食事)で箸を使う
  • 褒めちぎる(笑)

4.1 食事の時間は「食べる」を優先

まだうまく使えないのに、普通の箸で食べる事を強制するのは、裏目にでるのが心配だったのでやめました。食べるために必死に使えるようになってくれれば良いのですが、うまく食べられないために、食べる事自体をあきらめられては困ってしまうからです。特に、うちの息子様は食べる事にあまり執着がなさそうなので、この点を心配しました。

なので、食事の時間は食べる事を優先しています。必ず普通の箸も食卓に出しますが、トレーニング箸やスプーンなどで食べたがれば、好きなもので食べさせます。

4.2 箸づかいのトレーニング方法

主に、食事の前の時間帯に練習するようにしています。どのようにやっているかというと、自作の竹箸(今年の夏に、流しそうめん体験で作った思い出の箸です)を使い、発掘体験で採って来た小さな貝の化石やきれいな石などを、2つのコースターの間を運ぶ、といった方法です。

これは、子供が好きそうな道具だったら、何でも良いと思います。なかなかうまく出来ない事の反復練習ですから、少しでも子供がやる気になってくれるものであれば。また、練習に使う箸も、箸でつかむ対象も、ややザラついた持ちやすいものが良いかなと。

4.3 「できた」喜び

やはり成功体験の積み重ね、繰り返しが大事なんだなと思います。箸で上手につかめた時の嬉しそうな顔。気をよくして、実際にご飯を箸で食べてみたりし、うまく食べられた時の得意げな顔、そういう経験を通して、どんどん上手になって行くんだなと思います。

食べている様子をきちんと見ていてやり、出来た事を褒めてあげましょう。

5. わが家の反省を踏まえたオススメの方法

あくまでも、反省(失敗)を踏まえると、こういった方法が良かったであろう、というものです。もう一人子供ができたら、きっとこういう方法を試してみると思いますが、今の所うまくいく保証は何もありません。もし、試してみようという方は、その旨ご了承くださいね。

5.1 適切な時期が来たらトレーニング箸で訓練する

トレーニング箸は、あまり長期間、漫然と使わない方が良いのではないかと思います。すると、いつが使わせるのに良いタイミングかという事ですが、指がバラバラに動かせるようになって来た時、が良いかなと。

箸を上手に使うには、ある程度指が独立して動かせなくてはならないと思います。親指はつけ根で箸を抑えて動かさず、薬指は箸の下側を支え、人差し指と中指だけで上側の箸を挟んで動かす訳です。文章で書くとかなりややこしく感じますね。

親指と薬指の使い方に気をつけながら、トレーニング箸で食事をとる訓練をします。

5.2 トレーニング箸を使っている間に、普通の箸を使う訓練をする

トレーニング箸を使い始めると同時に、普通の箸を使う訓練も始めます。その方法は、先に書いた通り、食事とは別に、何か子供が楽しめるものを割り箸など(子供ように長さは短くしましょう)で運んでみるような遊びから始めるのが良いと思います。

慣れて来たら、よくある豆を移し変えるようなものにチャレンジしても良いかと。子供が嫌がらなければですが。

教える時は、子供の隣に並んで一緒に箸を動かしてみせます。自分の手をみるのと、同じ目線でお手本を見せてあげましょう。

5.3 普通の箸で食べられそうになって来たら、本番(食事)を普通の箸に切り替える

トレーニングが進み、食べられそうになって来たら、一気に普通の箸に切り替えて行きましょう。子供はやはり慣れ、覚えるのが早いです。覚え始めたら一気にやりきるのが一番良い気がします。ただし、くれぐれも無理強いはしないように気をつけながら。

6. EDISON(エジソン)のサービス|知ってると便利だったのに!

最後に、今も愛用しているEDISONのトレーニング箸ですが、リングが破損した時に無償交換してくれるサービスがありました。

エジソンのお箸アフターサービス 「リング交換」についてのご案内

返送用の切手を貼った封筒を同封し、破損したリングを送ると無償で新しいリングを送ってくれるそうです。この記事を書くにあたって色々調べている中で知りました。うちの破損したリングは捨ててしまった…もったいなかったな。

EDISONは、子育てに役立つ色々な商品を提供してくれる良いメーカーと思いますが、手厚いサービスをしてくれるんですね。ありがたいです。

 

さて、最後は何だかうまくまとめられなかった気もしますが、以上が箸のトレーニングに関してのわが家の現状と考察でした。子育て中のみなさんのご参考になれば幸いです。

 

スポンサーリンク

コメントを残す

このページの先頭へ